とらドラ!を見て何やら思ったこと
見るに至った経緯
ラブコメの金字塔的な扱いをされているので興味があった。あの頃高校生だった世代なので、一通り見ておきたかったのだけど、大学一年の頃10話くらいまで見てやめちゃった。現在鉄血のオルフェンズで監督脚本ともども注目されているのもあり、このタイミングで視聴することにしました。
ロボットアニメ的にはゼノグラシアを見るべきなんだろうけどな!
見た感想
・恋愛より家族愛(兄弟愛)がテーマじゃないか?
・・大河と竜児のやり取りが所帯じみている。ある意味恋人を通り越して夫婦か。
・・最終回のあのシーンもプラトニックな感じで、恋愛話という感じがしなかった。
・・終盤でそれぞれの親と揉めるあたり、家族愛を取り戻す話なのかなと思った。
・・竜児が大人過ぎる上、母親が子供すぎるのも伏線だったのか。
・おかだまりらしいストレートな台詞回しは健在。トゥルーティアーズの時よりじめじめしていない。
・小説版はまた違った内容らしい。小説版は大河と同棲するらしいので、再会で終わ
ったアニメ版の方が個人的には好み。
・一番おもしろかったのはOVAの弁当回。男女関係でゴタゴタしていないのと、自分
の好きな「食」を扱った話だから。
・作画的には大河と生徒会長の殴りあいが見どころ。たしか18話くらい。
・ゴールデンタイム(アニメ)の時も思ったが、登場人物全員の感情の爆発が唐突過ぎて、主人公以外ほぼマジキチだらけ。なんつーか、マリー先生の癖なのかね?
それとも心理描写が苦手なアニメ媒体だからかこうなってしまうのか?
・大学1年の頃はそうでもなかったが亜美が結構好き。一人だけ大人の世界での経験があるため、登場人物の中で割と冷静な立ち位置なのがよかった。逆にみのりはキャラ作り過ぎている上、最後まで何を考えているのかわからなかった。
まとめ
五年空けての視聴再開だったが、世間で言われるほど恋愛を扱った話ではないと気づかされた。まぁジャンルはラブコメなんだけど、登場人物の家庭事情が結構特殊なので、裏テーマ的に『家族』を扱っているのかなぁ。
後輩に勧められた短編集3冊も読んでみよう。ほぼモブみたいな人間たちの掘り下げもあるらしい。
なお、漫画版はようやく生徒会長編が終わるくらい。いつになったら終わるんだ?